梅雨の晴れ間となった今日は朝から蒸し暑く、最高気温は29.9℃と真夏日寸前となりました。
昨日の雨の残していった湿気もあって、肌にまとわりつくようなじっとりとした暑さです。
標高1000mの涼しい山中湖育ちの私としては本当に暑くて暑くて、ちょっと動いただけで滝のように汗が流れました。
この暑さや連日の雨もあってか、富士山の雪は大分少なくなったように思われます。
富士山の吉田口登山道も7月1日の山開きには山頂まで行けそうかな?
お花畑では菜の花と同じアブラナ科の『キカラシ』が満開となりました。
山中湖と忍野を結ぶ道路の両側に一面の黄色い絨毯が広がっています。
車窓からの眺めも素晴らしいですよ。
近づいてみると、モンシロチョウやミツバチが黄色い小振りのお花に引きよせられて、せっせと蜜を吸っていました。
今日から高速道路の無料化社会実験が始まり、大月~御殿場間が無料となりました。
これにともない、花の都公園では7月2日金曜日までの毎日、先着20名様に無料招待券をお配りしています。
このキャンペーン中にぜひともお越し下さいませ!
※高速道路無料化社会実験にともなうキャンペーンは終了しました。
今日もしとしとと柔らかな雨が降って、お花たちをしっとり濡らしています。
空全体に雨雲がたれ込めていたのですが、それでも朝のうちは富士山が綺麗に見えていました。
気温も20℃そこそこしか上がらず、雨のせいもあり、少し肌寒く感じます。
白い小さなお花のかすみ草が咲いてきました。
お花畑一面に粉砂糖をふりかけたような景色が広がっています。
この儚げな雰囲気はこの天気だからこそ、かすみ草には曇り空がよく似合う、と個人的には思うのですが。
ポピー畑では遅蒔きのものも咲き揃い、全面で満開となっています。
生憎の雨でふんわり柔らかな花びらが重たそうです。
ラベンダーのような紫色のお花は『キャットミント』といいます。
葉っぱをちぎるとミントの爽やかな香りがするんですよ。
キャットミントには猫が興奮する成分が含まれていて、好んで食べることからこの名が付いたようです。
でも、猫が食べているところは見たことがないなぁ。
雨こそ落ちてはこないものの、この数日間の空は雲で覆われて、ついに今日は雨降りの日となってしまいました。
天気予報によると、この一週間も雲の多い日が続いてしまいそうです。
園内の『フローラルドーム ふらら』はどんな天気でも楽しめると前回お伝えしましたが、今日は梅雨の雨降りの主役を紹介しますね。
そうです!
雨と言ったら『アジサイ』です!
『ふらら』の中には、ガクアジサイ・カシワバアジサイとあり、たくさんの品種が咲いています。
最初の画像はガクアジサイで、白いお花が『隅田の花火』、ピンクは『ユングフラウ ラベンダー』、青色は『ロイヤルブルー』という品種です。
ガクアジサイはこの他にも数多くの品種があり、中には大変珍しいものもあるんですよ。
ちなみに、アジサイのお花は中心にある小さいもので、花びらにみえるものは萼(ガク)と呼ばれる部分です。
次がカシワバアジサイです。
葉っぱが柏の葉に似ているので、この名前になりました。
もくもくと煙が立ち昇るような白いお花はとてもユニークですよね。
このお花を見つめていると、八重のボリュームに圧倒されて目がチカチカしてしまいました。
最後は以前、つぼみの状態のときにお伝えした『メディニラ マグニフィカ』です。
鮮やかなピンク色に咲きましたよ!
園内にある全天候型の温室『フローラルドーム ふらら』では常時約500種類・5000株のお花がみなさんをお待ちしています。
ザーザーと雨が降っても、ギラギラ日差しが強くても、モクモクと雪が降っても、霧に覆われても、どんな天気の時でもゆったりのんびりお花を楽しめます。
そんな『ふらら』の魅力を少しずつお伝えしていきますね。
今日は『サンパチェンス』というお花を紹介します。
この『サンパチェンス』は『インパチェンス』の改良種で、色鮮やかなお花が大変なボリュームで咲き、株もとても大きく育つので見応え満点です。
開花の期間も長く、生育も丈夫なので、夏から秋にかけての公園の主役の1人です。
また、それだけでなく、二酸化炭素(CO₂)や二酸化窒素(NO₂)などを吸収する能力が高く、クリーンな地球を目指す「環境浄化植物」としても活躍しています。
『ふらら』の入口には人の背丈ほどもある、びっくりするくらい大きな株がお出迎えしています。(1番目の画像)
入口を抜けると『サンパチェンス』と『胡蝶蘭』の純白に包まれて、さらに進むと、ビビッドなオレンジのお花が目に飛び込んできます。(2・3番目の画像)
まだまだ『ふらら』の中には紹介しきれないくらいたくさんの素敵な植物で溢れています。
『ふらら』のお花に囲まれて、梅雨のじめじめとした気分を柔らかに変えてみませんか?
山中湖村の“村の花”になっている『山椒薔薇』が、花の都公園内の清流の里に咲いています。
この『山椒薔薇』は、山梨県・静岡県・神奈川県の3県にまたがる富士箱根地区の山地にだけ分布していて、環境省のレッドリストにも載るほどの貴重で珍しいお花なんですよ。
葉っぱの形が、鰻の蒲焼きの添え物でお馴染みの山椒の葉によく似ているのでこの名がつきました。
清流の里の中には3本の『山椒薔薇』があります。
訪れた際にはぜひ見つけて下さいね。
ハナミズキの仲間の『ヤマボウシ』の木にもお花が咲きました。(一番下の画像)
ほのかに淡い黄色のお花は、深まる緑の中に優しくとけ込んでいます。
秋には赤くて甘い実もつけますよ。
夏本番を前にカエルとエゾハルゼミの大合唱が聞こえてきます。
40日あまりの梅雨の期間を過ぎると生命が満ち溢れる夏がやってきます。
先日14日に気象庁から「関東甲信地方が梅雨入りした」と発表がありました。
昨年より11日、平年よりも6日遅い梅雨入りとなったようです。
これから約40日間は雨の季節に入ります。
昨夜から今朝まではすごい勢いの雨も降っていたんですが、朝8時ころにはさっぱりと雨も上がり、気温もグングン上昇して、最高気温は26.2℃を記録して夏日となりました。
雨の残していった湿気もあって、夏の到来を感じさせるムシムシとした一日でした。
それでも、お花たちは恵みの雨と太陽の光を浴びて、元気いっぱいに咲いています。
菜の花の仲間の黄色いお花、『キカラシ』が日を追うごとに花開いてきました。
山中湖から花の都公園へつながる道路の両側に咲いています。
車窓からもご覧になれますのでぜひお楽しみ下さい。
とは言っても、くれぐれもお車の運転にはご注意下さい!
早蒔きの『ポピー』は満開に咲き誇っています。
ピンクの絨毯が遠くからでも色鮮やかに見られます。
園内にある橋の両脇の池では『睡蓮』も綺麗に咲いています。
濡れたお花が光に輝く姿に、なにかしら神聖な印象を受けるのは私だけではないでしょう。
「さようなら、熊谷草
また来年会いましょう」
今年の『熊谷草(クマガイソウ)観察ツアー』も今日で無事に終了しました。
5月15日から28日の2週間で二千人以上もの人々がツアーに参加しました。
みなさん、本当にありがとうございました。
絶滅の危機にある熊谷草の森を大切に守り、来年の春にみなさんが熊谷草と再会出来るよう努めてまいります。
また、ツアーガイドの『富士山ネイチャークラブ』の方々、お疲れ様でした。
熊谷草はもちろん、植物だけでなく歴史や文化にまで及ぶお話は、参加されたみなさんに大変ご好評でしたね。
自然とともに生きるスタンス、私も見習いたいです。
『富士山ネイチャークラブ』は山中湖周辺を中心に自然とふれあうイベントを開いています。
詳しくはこちらへ。
『NPO法人 富士山ネイチャークラブ』webページ↓
http://www.n-club.info/